2018.04.20 10:00妖のおはなし:濡女(第十話)濡女 生息地:島根県、新潟県、福島県、長崎県、福岡県など「ぬれおんな」「ぬれおなご」「ぬれよめじょ」とも言われ、川岸に立って人を食らう女怪。髪の毛が濡れている女の姿、或いは髪を洗っている女の姿だったりもします、そのイメージは姑獲鳥(こかくちょう/うぶめ)という妖怪との共通点があります。しかし濡女の多くのイメージは半人半蛇の蛇身で伝わっております。蛇女と云う妖...
2018.04.13 09:00妖のおはなし:こんな晩(第九話)こんな晩 発祥元:日本各地、古典会談日本各地に残される古典怪談の一つで、多くの場合、題名は「六部殺し」と呼ばれております。題名の六部というのは人の苗字ではなく六十六部の略で66カ所の寺社に写経した法華経を奉納する、巡礼、または巡礼の僧のことを言います。その六部の僧が月の綺麗な夜にあるお百姓さん夫婦の家に一夜の宿を乞います、夫婦は快く迎えてお持て成しをしました...